「進研模試の判定は当てにならない?」と感じたあなたへ。その理由と正しい見方・活かし方を徹底解説!
進研模試の判定って、「信じていいの?」って不安になりますよね。
特にC判定とかD判定が続くと、「もう自分には無理なんじゃ…」って落ち込んじゃう気持ち、すごくわかります。
逆に、A判定が出たからって安心しきってたら本番でまさかの不合格…なんて声もちらほら耳にしますし、「判定って本当に意味あるの?」って疑っちゃうこともありますよね。
でも、実は判定には判定なりの“使い方”があって、それをちゃんと理解すれば「当てにならない」どころか、受験戦略を立てるための心強い味方にもなるんですよ。
このページでは、進研模試の判定が当てにならないと感じられる理由を丁寧に解説しながら、どんな風に活用すればいいかを、分かりやすくお伝えしていきますね。
モヤモヤしていた気持ちがスーッと晴れて、模試との付き合い方に自信が持てるようになるはずです。
- 進研模試の判定が「当てにならない」と言われる理由がわかる
- 判定の仕組みと見方を理解して不安を手放す
- 正しい活用方法を知って成績アップにつなげる
1. 進研模試の「判定」が信用できないと感じる理由とは?
進研模試の判定結果を見て、「えっ、これって本当に合ってるの?」って思ったこと、きっとありますよね。
「学校では上位なのに、判定はC…」「全然勉強してない友達が自分よりいい判定だった…」そんな違和感やモヤモヤを感じる人は多いんです。
進研模試の判定が「当てにならない」と言われるのには、ちゃんとした理由があります。
この章では、その代表的な理由を3つ取り上げて、なぜ多くの人がそう感じてしまうのかを整理してみましょう。
1-1. 判定の仕組みを知らずに信じすぎてしまう問題
そもそも「判定」って、どうやって出されているかご存知ですか?
進研模試の判定は、各大学の合格者の「過去の入試結果」と、あなたが受けた模試での「現在の得点や偏差値」とを比較して、「今のままだとこの大学に受かる可能性はこれくらいですよ」という目安として示されています。
つまり、あくまでも「今の実力」で「今この瞬間に本番の入試を受けたらどうか?」というシミュレーションに過ぎないんです。
それなのに、「A判定だから絶対に受かる」「D判定だからもう無理」と捉えてしまうのは、判定に本来ない“確定的な意味”を勝手に期待しすぎているからなんですよね。
進研模試の判定は、未来を予言してくれる魔法の数字じゃありません。
むしろ、自分の弱点や伸びしろを教えてくれる“現在地マップ”のようなものなんです。
判定は「絶対の未来」ではなく、「今のままの進路の可能性」を示すだけという基本を知っておくことがとても大事です。

1-2. 偏差値や合格可能性に対する誤解
「偏差値60だからこの大学には行けるはず」
「D判定=受かる可能性ほぼゼロ」
こんな風に、数字やアルファベットを見ただけで判断していませんか?
でも実は、偏差値も判定も、それぞれの「意味」と「前提条件」を知らないと、まったく正しく読み取れないんです。
進研模試の偏差値は、あくまで「進研模試を受けた人の中で、どれくらいの位置にいるか」を示しているだけで、全国の全受験生との比較ではありません。
たとえば進研模試を受けている層は、河合や駿台と比べて、やや学力中間〜基礎寄りの層が中心なので、偏差値60でも実際の難関校では通用しないことがあるんです。
また、「合格可能性C=50%」というのも、「過去の合格者の得点と、今のあなたの模試得点が一致している」ことが前提。
でも入試本番は模試と形式も問題傾向も違いますし、「Cだからダメ」と断言できるものではないんですよね。
判定や偏差値は、模試独自のルールに基づいた相対的な指標であって、絶対的な価値ではありません。



1-3. 他の模試とのギャップが不安を呼ぶ
「進研模試ではB判定だったのに、河合模試ではDだった…」
こういう判定ギャップが出ると、「いったいどれが本当なの?」って混乱しますよね。
でも、これはどちらが正しい/間違っているという話ではないんです。
模試ごとに「受験者層」「出題傾向」「判定基準」がまったく違うので、同じ人が受けても結果が変わるのは当然なんですよ。
進研模試は全国の高校生を対象とした「到達度確認テスト」に近い位置づけ。
一方で河合模試や駿台模試は、「難関大・国公立志望者」を想定したやや難易度の高い模試です。
つまり、進研模試でいい結果が出たからといって、難関大模試でも同じ結果になるとは限らないということ。
逆に、進研模試で悪い結果でも、それは「難問対応力がまだ育ってないだけ」で、志望校との相性や時期次第では挽回可能なんです。
模試はあくまでも「方向性」と「現在地」を知るためのツールで、比較対象ではないという考え方が大切ですね。



2. そもそも「判定」とは何を意味しているの?
模試の「判定」って、なんとなく「未来の合格/不合格を予言してくれるもの」と思われがちですよね。
でも実はそれ、ちょっとした誤解なんです。
進研模試に限らず、模試の判定というのは“未来の確定”ではなく、“今のあなたがこのまま入試を受けたら、過去の合格者と比べてどうなりそうか”という相対的な位置づけなんです。
ここでは、判定が本当に意味していることを正しく理解するために、大切な2つの視点を紹介します。
2-1. 判定は未来を予言しているわけじゃない
判定A=合格確定
判定E=完全に不合格
…って、思っていませんか?
でも、実際はそんな単純なものじゃないんですよ。
たとえば、模試の判定は「A:80%以上」「B:60〜80%」「C:40〜60%」といった合格可能性の目安で表されます。
この“%”は、あなたの現在の偏差値や得点が、過去の入試における合格最低点に届いているかどうかという統計的な確率なんです。
つまりこれは、「このままの学力でいったら」という仮定付き。
受験は刻一刻と状況が変わりますから、3ヶ月後のあなたが同じ成績とは限らないんです。
だから、C判定だったとしても、「あと数点伸ばせばBやAに届く」可能性があるわけで、
逆にA判定でも、「これ以上伸びないと抜かれる」危険もあるんですよね。
模試の判定は、現時点での立ち位置を可視化する“通過点”にすぎないというのが、本当のところなんです。



2-2. 判定と偏差値の本質的な違いとは
「判定=偏差値が高ければいいんでしょ?」と混同してしまう人もいますよね。
でも、判定と偏差値はまったく別の軸で評価されています。
偏差値は、模試を受けた全体の中で、あなたの得点がどの位置にあるかを示す“相対評価”です。
全国の進研模試受験者のうち、自分が上位何%にいるかを数値化したものですね。
一方で判定は、「あなたの偏差値や得点が、志望校の過去合格者のラインに届いているか」をもとに出される“合格可能性”の予測です。
つまり、
偏差値 | 模試内での「位置」を表す |
判定 | 志望校との「距離感」を示す |
という役割の違いがあるんです。
たとえば、偏差値が60でも、志望校がそれ以上のレベルであれば、判定はCやDになりますし、
偏差値55でも、志望校のボーダーが低ければA判定になることもあります。
この違いを理解しておかないと、「偏差値はいいのに、判定が悪い…なんで!?」と混乱してしまうんですよね。
偏差値は自分の位置、判定は志望校とのギャップ——この違いを押さえておけば、模試結果に一喜一憂しすぎなくなりますよ。



3. 進研模試の対象と出題傾向:なぜ基礎寄りなのか
進研模試の判定が「甘く出る」「あてにならない」と言われる理由のひとつに、出題内容の“難易度”と“対象層”のミスマッチがあるんですよね。
実際に問題を解いてみて、「あれ?これ簡単じゃない?」と感じた人もいると思います。
でもそれには、進研模試ならではの“狙い”と“対象者像”があるんです。
この章では、進研模試がどんな人向けの模試なのか、そしてなぜ基礎中心の出題になるのかを解説していきます。
3-1. 進研模試の受験者層は「全国平均」
進研模試は、河合や駿台の模試と違って、全国の高校生を対象に「基礎力の定着度」を測る目的で実施されています。
しかもその多くは、学校単位での団体受験。
つまり、自分の意志で申し込んで受ける「意欲の高い層」だけではなく、学校の指導として全員受験している層が大半なんです。
そのため、受験者の学力レベルは全国平均的で、上から下まで非常に幅広くなっています。
これは他の模試と比べるとかなり特殊で、たとえば駿台模試は難関国立志望者に絞られているので、自然と問題の難易度も上がるんですね。
進研模試はその逆で、「全体の基礎力を測る」という性質上、あえて“難問を出さない”という設計になっているんです。
そのため、進研模試で高得点を取ったとしても、「受験者全体の中で高いだけで、全国トップ層と比べてどうかはわからない」ということになります。
進研模試は“広く測る”ことが目的の模試。受験者層が違うから、偏差値も判定も変わるんですね。



3-2. 出題レベルと「入試本番」との落差
もうひとつ、「進研模試が当てにならない」と言われる理由は、その問題のレベルと入試本番のギャップにあります。
進研模試の出題は、「教科書に沿った基礎知識」が中心です。
これは、受験生全体の底上げや学力確認を目的にしているからこそであって、決して「受験に弱い模試」だからではありません。
ただし、入試本番では、基礎だけでなく応用力や思考力が問われる問題が出されることがほとんどです。
つまり、進研模試で9割取れても、それがそのまま入試の得点に直結するわけではないんですよね。
特に国公立二次試験や難関私大では、「問題文の分量」「設問の複雑さ」「記述力」など、模試とは別次元の力が問われます。
だからこそ、「進研模試で良い成績だった=このままで大丈夫」と思ってしまうのは、かなり危険な誤解なんです。
一方で、「基礎ができていない人にとっては、どこを直せばいいのかが見える」メリットもあるんですよ。
つまり、進研模試は「登山のルート確認」みたいなもので、山頂の風景は見えないけれど、今どこを登っているのかは分かるという感じですね。
進研模試は“最終確認”じゃなく、“中間確認”。本番とは別物と割り切るべしです。



4. 判定に過度に左右されてはいけない理由
模試の判定って、ついつい気になりますよね。
A判定が出れば嬉しくて安心するし、C判定以下だと不安でたまらなくなってしまう…。
でも実は、模試の判定に一喜一憂しすぎることが、かえって受験勉強の足を引っ張る原因になることもあるんです。
この章では、「C判定でも受かる人がいる理由」「A判定でも落ちる人がいる理由」という両極端な実例をもとに、判定に対する向き合い方を一緒に考えていきましょう。
4-1. 判定Cでも合格する人の共通点
「判定Cだったのに受かった!」という体験談、けっこう聞いたことありませんか?
実際、進研模試や他の模試でC判定を出しながらも、最終的に志望校に合格している人は決して少なくありません。
では、そういう人たちはどうやって合格を掴んだのでしょうか?
それにはいくつかの共通点があります。
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模試結果を分析して戦略を修正した:苦手科目や分野を具体的に把握して改善に取り組んだ
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模試の点数より「伸びしろ」を重視した:現在よりも本番での到達点に目を向けた
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メンタルに振り回されなかった:悪い判定を気にしすぎず、淡々と努力を続けた
C判定というのは、あくまで「今の時点では半々くらい」という意味でしかありません。
それを「伸ばせば届くんだ」と前向きに捉えて、コツコツと努力を続けた人が結果を出しているんです。
C判定=不合格確定じゃない。伸びしろを意識して動いた人が勝つ、というのは、模試に強い人たちに共通する姿勢なんですね。



4-2. A判定でも落ちる子がいる理由
一方で、模試でA判定が出ていたのに本番で不合格になってしまった…。
そんなケースも決して珍しくありません。
これは受験生にとって、とてもショックな出来事ですが、その背景にはちゃんとした原因があります。
よくあるのが、A判定=もう安心だと油断してしまうこと。
確かに模試でA判定が出れば嬉しいですし、「このままの調子でいける!」って思いたくなりますよね。
でも、その安心感が、勉強のペースダウンや気の緩みに繋がってしまうこともあるんです。
さらに、本番の入試では模試にはなかった「緊張感」や「想定外の出題」がつきものです。
模試では見えていなかった弱点が、本番で露呈してしまうケースもあります。
もうひとつ大事なのが、A判定が出たからといって、周りのライバルたちが成長を止めているわけではないということ。
判定は“今の自分”の話であって、“未来の競争”の結果ではないんです。
A判定はスタートラインではなく、通過点。維持・上昇させなければ意味がないんですよ。



5. 判定を「当てにならない」で終わらせず活用する視点
進研模試の判定を見て、「なんだか当てにならないなぁ…」と感じてしまう気持ち、よくわかります。
でも、だからといって「見る意味ない」「信じない方がいい」と決めつけてしまうのは、すごくもったいないんですよ。
判定というのは、ただの合格可能性の数字以上に、自分の学力や学習計画を見直すためのヒントが詰まっている指標でもあるんです。
ここでは、「判定を“使いこなす”」ための視点を2つ、ご紹介しますね。
5-1. 自分の得点の推移を見る
模試の判定を見るときに大事なのは、「今の結果だけを見ない」ことです。
たとえば、今回の進研模試でC判定だったとしても、前回はE判定だったなら、それは大きな前進。
つまり、“判定”の推移=成績の伸びの証拠なんですね。
模試は1回の結果で一喜一憂するよりも、連続して見てこそ意味があるものです。
特に受験が近づくと、「成績が横ばいでも安定してきた」「得点のばらつきが減ってきた」といった小さな変化が、本番力の積み上げにつながっていくんですよ。
そのためには、模試ごとに以下のような記録をつけるといいですよ。
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各教科の得点・偏差値:グラフ化すると推移が見やすい
-
判定の記録:科目ごとの変化も確認
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直前の勉強内容との関係:「努力→成果」の因果が見える
こうしたデータを残しておくと、「何をすれば成績が上がったか」がはっきりして、自分だけの勉強戦略が見えてくるんです。
“判定を使って自分の伸び率を見る”という発想に切り替えるだけで、模試はもっと価値あるものになるんですよ。



5-2. 間違えた問題から「伸びしろ」を見つける
判定よりも、もっと大事なのが「間違えた問題の中身を見ること」です。
進研模試の成績表って、実はめちゃくちゃ情報が詰まっているんですよ。
たとえば、「設問ごとの正答率」「自分が間違えた原因のタイプ」「分野別の得点率」などなど、復習の材料がすべて揃っているんです。
特に注目してほしいのは、「周りが正解していて、自分が間違えた問題」です。
こういう問題こそが、“自分が伸ばせば点が取れる”部分なんですよね。
逆に、「みんなが間違えている問題」なら、そこで悩んでも合否にはあまり影響しないので、優先順位を下げてOK。
こうやって、「判定」ではなく「中身」に目を向けていくと、今の自分に本当に必要な学習が見えてきます。
判定のアルファベットに気を取られて、肝心の学習ポイントを見落としてしまうのは、すごくもったいないですよね。
“判定”よりも“内容”。模試の本当の価値は、復習にあるってこと、忘れないでくださいね。



6. 模試は「比較」でこそ意味を持つ:併用すべき模試たち
進研模試の判定が「当てにならない」と感じる理由のひとつに、他の模試と判定がズレることがありますよね。
「河合模試ではD判定だったのに、進研模試ではB判定…え?どっち信じたらいいの?」
こんなふうに困惑してしまう人は多いと思います。
でも、模試は“1つだけ受けて信じる”のではなく、“複数を比較して判断する”ことで、より客観的で正確な戦略が立てられるんですよ。
この章では、進研模試と併せて活用すべき他の模試や、模試同士のズレの正しい見方をお伝えしますね。
6-1. 河合塾・駿台・全統模試との役割の違い
まずは、進研模試以外の代表的な模試について、特徴を整理してみましょう。
模試ごとに“役割”や“難易度”が違うんです。
進研模試 | 全国の高校生対象。学校受験中心。基礎力・到達度を確認 |
全統模試(河合塾) | 国公立・中堅私大〜難関私大志望者向け。やや応用寄りの問題構成 |
駿台全国模試 | 東大・京大・医学部など超難関志望者が中心。最も難易度が高い |
このように、それぞれの模試には想定している受験者層があり、それに応じて問題の難易度も変わってくるんですね。
ですから、進研模試と駿台模試で判定が違うのは当然なんです。
大事なのは「どれが正しいか」じゃなく、「それぞれが何を教えてくれているか」を理解すること。
模試ごとの“視点の違い”を理解することが、受験戦略の第一歩です。



6-2. 模試ごとの判定ズレの捉え方
複数の模試を受けていくと、「判定がバラバラでわからない…」と感じることもありますよね。
でも、実はこの“ズレ”こそが大事なヒントになるんです。
たとえば:
進研模試ではA判定、でも駿台模試ではC判定
→ 基礎力はあるが、応用力がまだ足りない
河合模試ではB判定、でも進研模試ではC判定
→ 難問対策はできているが、基本で取りこぼしがある
こんなふうに、模試の違いを比較することで、自分の“実力の偏り”が浮き彫りになるんです。
これは1つの模試だけでは絶対に気づけない視点ですよね。
また、各模試で共通して「ここが弱い」と出たら、それは本当に克服すべき課題ですし、逆に模試によってバラつきがあるなら、「問題の傾向で点数がブレやすいタイプ」だと分かります。
模試のズレは“不安要素”ではなく、“分析材料”に変えることができるんですよ。



7. 成績推移とモチベーション管理の関係性
模試の判定って、どうしても気持ちに影響しますよね。
良い判定が出れば「もっと頑張ろう!」って思えるけど、悪い結果が続くと「もう無理かも…」って落ち込んじゃう。
でも、感情の波と成績の波は、必ずしも一致しないんです。
この章では、成績推移をどう受け止め、どう気持ちを整えていくか。
模試とメンタルの“距離の取り方”をお話しします。
7-1. 判定に左右されすぎると危ない理由
判定に振り回されすぎると、気持ちの浮き沈みが激しくなります。
「A判定だ!やったー!」→ その後、安心しすぎて勉強に身が入らない
「D判定…終わった…」→ やる気がなくなって、さらに成績が下がる
こういうサイクル、誰でも一度は経験あるんじゃないでしょうか。
実はこの状態、成績そのものよりも、精神的に追い込まれていく原因になりやすいんですよね。
でも考えてみてください。
模試って、定点観測のようなもので、「今どうか」を知るためのツール。
それ以上でも、それ以下でもないんです。
だからこそ、「良い時も悪い時も、冷静に受け止める」って姿勢が大切なんです。
進研模試は年に数回ありますが、そのたびに一喜一憂していたら、感情ばかりが疲弊してしまって、本来の勉強に集中できなくなるんですね。
判定は感情の指標じゃなく、行動のきっかけ。感情を切り離して見る癖をつけると、気持ちが安定しますよ。



7-2. メンタルの波と成績の波は一致しない
これはちょっと驚きかもしれませんが、自分が「今、絶好調!」って思ってる時ほど、成績が下がったり、
逆に「最悪だ…もうだめだ…」って思ってる時ほど、成績が上がったりすることって、実際にあるんですよ。
なぜかというと、勉強って“努力の結果がすぐに出るもの”じゃないからです。
模試の成績って、たいてい「2〜3週間前の勉強の質」に比例しています。
つまり、今すぐ頑張ったからって、次回の模試にそのまま反映されるとは限らないんですね。
これを知っておくだけでも、「良い判定=最近の自分がすごい」「悪い判定=最近の自分がだめ」みたいな短絡的な捉え方をしなくて済みます。
また、精神的に落ち込んでいる時ほど、「冷静な分析」がしやすかったり、「地道な勉強」に集中できたりもするんです。
実際、成績上昇のきっかけって、「悔しい模試の後」に訪れることが多いんですよ。
“メンタルの波”と“学力の波”は一致しない。だからこそ、冷静な自分であり続けることが大切なんです。



8. まとめ:判定を信じすぎず、活かすにはどうする?
進研模試の判定って、「当てにならない」「信じられない」と思ってしまうこと、ありますよね。
でもここまで読んでくださったあなたなら、もう気づいていると思います。
判定には判定なりの“意味”があって、“使い方”があるということに。
大事なのは、「信じる・信じない」ではなく、「どう活かすか」です。
たとえC判定でも、その中に学びのヒントが隠れているかもしれないし、A判定でも油断したら一気に落ちてしまうかもしれません。
模試は“未来の結果”ではなく、“今の立ち位置”を教えてくれるだけなんです。
そして、その立ち位置を知ることができるからこそ、「じゃあ、どこを伸ばそうか?」と考えることができるんですよね。
判定に頼りすぎず、冷静に受け止め、自分の努力の方向を決める材料にする。
それが模試との上手な付き合い方だと思います。
受験はまだまだこれから。
模試は、あなたを不安にさせるものじゃなくて、前に進むための“地図”なんです。
どうか判定に振り回されすぎず、自分の力を信じて、今日も一歩ずつ進んでいきましょうね。
- 判定は「今のままの可能性」であり、未来の確定ではない
- 模試は比較・復習・推移で使いこなすことで意味を持つ
- 判定に感情を揺さぶられすぎず、自分を見つめるツールとして活かす
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